正しい保湿とは?

正しい保湿の考え方

そもそも肌が潤うというのは肌が自ら保湿物質を作り角層内に水分が蓄えられているという状態です。
保湿物質がしっかりとあれば例え湿度がありえないくらい低くても問題はないのです。
この保湿物質を作る力が弱まることで肌は乾燥してしまうのです。

 

ではこの保湿物質とは何か?それは
『皮脂』『天然保湿因子』『セラミドなどの角質細胞間脂質』といったものがあるのです。

 

水分の80%以上はセラミドなどの角質細胞脂質が、16%程度は天然保湿因子が、残りが皮脂が守ってくれます。
つまり、皮脂は水分を守る力はほぼないと言えます。

 

そもそも脂質は水とは結合しないので当たり前といえば当たり前ですね。

 

なので保湿をするならばこのセラミドなどの角質細胞脂質というのがしっかりしていればいいということがわかって頂ければ十分です。
要はここがカギなのです。

 

セラミドは水と結合し湿度が低くなっても蒸発しません。
しかも-20℃でも凍らないというすごい性質を持っています。

 

つまりセラミドは保湿の最終兵器といえますね。
赤ちゃんの肌がぷるぷるなのはこのセラミドを沢山配合していて保湿が完璧な状態だからです。
よくある赤ちゃん肌というのを叶えるにはこのセラミドが豊富な状態であることが重要なのです。

ではセラミドを増やすことはできるのか?

水分保持力をあげるためのセラミド。赤ん坊から年をとっていくとうるいがなくなっていくのを見ればわかるとおりセラミドは加齢とともに減少していきます。
そもそもセラミドは新陳代謝の過程で生まれてくるものなので新陳代謝が活発な低年齢の時が一番多いのは仕方のないことです。

 

ですので加齢で減ったセラミドを増やすことはとても難しいのです。

 

では、諦めるしかないのか?というとそうではありません。
要はセラミドを肌につける若しくはそれに準ずる化粧品を選べばいいわけです。

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